祇園の夜更け。しっとりと艶やかな路地には、舞妓や芸妓が行き交い、店から洩れる明かりに、人恋しさが募る。夜更けの食事に、これほどふさわしいロケーションは他にないと思わせるのが「祇園らんぶる」。祇園町南側にあって、今も二階はお茶屋として営業している、といえば大方の想像はつくだろう。暖簾を潜り、店に入ると、仄暗い設えに京都らしい落ち着きが感じられ、ライトアップされた坪庭が、より一層京都情緒をかきたてる。
祇園らんぶる... の続きを読む
「ロハスて、それ何ですのん?聞いたことおへんなあ。へえ?アメリカさんから始まったことですてか?あー、それやったらうちらに関係おへんわ」となる。アメリカの主張と京都の主張が合致する筈がなく、否定的ではあるのだが、積極的にNO!とも言わないのである。世間的にある一定の評価を得ている事柄であれば、それを敢えて否定する必要もなく、寧ろ、それを京都と重ねて、京都の価値を高めることに役立つなら黙認するのも一法
自らの価値にプラスかマイナスか... の続きを読む
ゆったりと流れる京都の時間。それは何物にも代え難い至福のひととき。京都で知人宅を訪れていて、ほんの挨拶程度のつもりが話に花が咲き、気が付けば時分どき。「どうどす?ちょっとお茶漬けでも……」。そう声を掛けられたなら、これは辞去を促す婉曲な表現。早く帰るべし、というのがごく一般にいわれる「京のぶぶ漬け」(「ぶぶ漬け」とはお茶漬けのこと)。京都の半可通ほどこの説を信じているようだが、実はこれはまったくの
ぶぶ漬け神話は誤解... の続きを読む
見知らぬ街をスローに愉しむ際、もし可能であるなら、ぜひとも地元のサイクリストにガイドしてもらうといい。京都では、きちんと有料のガイドツアーシステムも機能しており、なかなかの人気であるらしい。そして、ガイドに案内してもらうのが良いのは、なにも効率的に良い場所を巡ることができるというからだけではない。街のそれぞれが違う表情を見せるのは、そこに暮らす人びとの気風が違うからでもある。街を見ることは、だから
ガイドつきサイクリングの愉しさ... の続きを読む
休日によくキャンピングカーを見かけるようになった。中でも、熟年世代や退職して悠々自適の生活を送っておられる方が、夫婦で使っているケースが多いように思う。そんな自走型のキャンピングカーの中には、リアキャリアに自転車を積載している場合も少なくない。ワンボックスカーなどの内装をキャンピング仕様にした、いわゆる「ヴァンコンバージョン」というタイプのキャンピングカーは、当然普通車なみの車体だから小回りもきく
キャンピングカーについて... の続きを読む