三両編成の真ん中の車両はセミコンパートメントのボックス席だが、両端の二両は二人掛けのゆったりした普通座席。私たちの乗るのは普通車だが、足をゆったり伸ばしてもお釣りがくるほどシートピッチが広いのは歓迎だ。運転席のすぐ後ろのスペースは展望ラウンジと呼ばれ、運転台展望を楽しんだり、ゆったり外を眺めたりと開放感あふれるコーナーで、誰でも利用できる。秋田を出るとしばらくは架線の張られた奥羽本線を走る。やがて左に広大な干拓地の八郎潟を見て列車はのんびり走る。車窓を楽しむのはまだ先なので、まずは腹ごしらえと車内販売で特製の「しらかみ弁当」を買う。おかずのメインは秋田名物の魚ハタハタである。あとは海の幸山の幸が盛りだくさんだ。東能代で小休止。ホームには白神山地のブナの木の展示コーナーがあり、湯茶の無料サービスもある。これから訪れる沿線の予習だ。ここで進行方向が逆になり、いよいよ単線非電化の五能線に入る。