画期的な美術展から遡ること六年、一九八八年には、京王プラザホテルでも画期的な出来事が起きていた。アジアで初めて開かれた第一六回リハビリテーション世界会議(九三ヵ国・二八〇七人の人々が参加)が同ホテルを会場にして聞かれた際、ホテルでは、車椅子での利用も可能な客室・ユニバーサルルームを一五室用意したのである。そのとき同ホテルは「身障者に優しいホテル」の評判を受け、これをきっかけに身障者向けのサービスを充実させていく。
(関連情報)
ぬかびら源泉郷の温泉・露天風呂のある宿・ホテル - じゃらん温泉ガイド
http://www.jalan.net/onsen/OSN_50026.html
スパリゾートハワイアンズ-じゃらんnet
http://www.jalan.net/theme/park/hawaiians.html
東京ディズニーリゾート®-じゃらんnet
http://www.jalan.net/theme/tdr/
九五年に従業員向けに手話教室を開き翌年には聴覚障がい者のための客室伝達装置・システム5コミュニをアシスト社と共同開発した。ドアのノック音や客室内のファクスの受信を、光の点滅と携帯装置の振動で知らせてくれるものだ。さらに、その翌年には、フロントやルームサービス、ほかの客室と連絡が取れる同時筆談装置・システム5コミュニパームを福祉機器振興事業共同組合と共同開発したのである。バリアフリー対策に長年取り組んできた宿泊部ロビー統括マネジャーさんは、当時のことをこう回想している。「社内で手話教室を開いたとき、近くで働く聴覚障がい者の方にも来ていただいたのですが、「ホテルに宿泊したときに、お困りのことは?」と尋ねましたら、「電話が使えないので、ルームサービスも注文できません」とのお答えでした。考えてみますと、ルームサービスだけでなく、ちょっとしたことでフロントに電話することもできないことに気がつきました。大変なご不便をおかけしていると気づき、まず聴覚障がい者の方々のためのサービス向上に取り組むことになったわけです」